なぜ運動が最強のアンチエイジングなのか?BDNF出そう!

なぜ運動が最強のアンチエイジングなのか?BDNF出そう!

みなさんが最近運動したのはいつですか?

実は老化予防に最も効果的なことは、運動といわれているんです。

・具体的に何をしたらいいか…仕事で疲れてやる気も時間もないし…

・最近太ってきて、痩せたいのに…

という人に今回の記事はオススメ。

今回は書籍,「アンダース・ハンセン(2018) BRAIN一流の頭脳 サンマーク出版」

「樺沢紫苑(2017) 神・時間術 大和書房」を参考にさせていただきました。

一日たった30分の時間を確保するだけで世界が変わる!?

結論から言います。一日30分ランニングしてください。

運動がなかなか始められない人、理由はこんな感じですか?

・時間を取る事が難しい

・特殊な器具が必要だと思っている

・運動する場所がない

・一緒に運動してくれる相手がいない

・つらいことが苦手だ

あるあるですよね。

 

でもこんな悩みも抱えているのではないでしょうか

・最近若い時と比べると明らかにおなかが出てきた…

・寝て起きても頭がすっきりしない…

・どうも最近物事が忘れっぽくなった…

・どうしても間食をしてしまう…

こんな悩みを解消するにはどうしたらいいか?

もう一度言います。一日30分ランニングしてください!

いや、これは本の著者が言っていることなので…w

そのあたりを解説していきます。

今回の記事では、

「脳細胞は運動をすると増やすことができる」

「運動をすると食べる量が減る」

このイメージを持っていただけると思います。

物事が忘れっぽくなったという人へ –脳細胞は増やせる!-

最近の考えでは、運動をすることで脳細胞は増やせる!

という事がわかってきたそうです。

「脳細胞の数は一定で、ある歳を過ぎると細胞数は減っていってしまう」

事実、脳は25歳ごろから1年で約0.5%ずつ小さくなります。ではどうするか?

BDNF(脳由来神経栄養因子)という物質があります。

この物質は脳細胞の発生、生存、成長を促す物質といわれており、

特に記憶を司る海馬に多く存在していることがわかっています。

 

アメリカで120名を対象に行った研究があります。

持久力系のトレーニング群と、心拍数が増えないストレッチなどの

軽いエクササイズ群での比較です。

結果から行くとエクササイズ群は海馬が1.4%縮み、

持久力トレーニング群は2%海馬が大きくなっていました。

海馬は1年でおよそ1%縮むといわれているので、

2歳分も若返っていたという事が報告されています。

BDNFは運動するほど生成量が増えるので、この物質が海馬の成長を促したと考えられています。

またこの研究の持久力トレーニング群は、健康状態も良好だったことが報告されており、

「アンチエイジング」ってよく聞くと思うのですが、

多くは化粧品から、食べ物、サプリ・・・ほんとに様々あります。

健康になって脳が若返るなんて、運動こそ最強のアンチエイジングです!

 

間食がやめられない人へ –定期的な運動が食べる量を減らす-

運動をすることでストレスホルモンのコルチゾールが減少することが報告されています。

コルチゾールの血中濃度が増えると、腹部に脂肪が蓄積し、

さらに食欲が増し、高カロリーのものが食べたくなるように脳が設計されています。

「運動するとおなかが減って食べ過ぎてしまう」は迷信です。

なぜなら運動はコルチゾールの分泌を減らし、食べたい欲求を抑える方に働きます。

ストレスで甘いものをつい食べてしまう…なんて人には効果が高いですね。

ただ脳がストレスに打ち勝つには、定期的な運動の習慣が必要です。(週3回程度の運動)

寝不足感が抜けない人へ –運動が良質な睡眠をもたらす-

運動をすることで脳が十分休息することができるようになり、睡眠の深さに差が出ます。

同じ睡眠時間で脳の休む深さが違えば、寝不足感は解消します。

運動すると成長ホルモンが分泌されます。

成長ホルモンは疲労回復、免疫力アップ、細胞の修復等絶大な疲労回復効果があります。

また運動すると睡眠が深くなりますから、二重の意味で疲労回復効果が得られます。

疲れて帰ってきた時ほど、運動すれば翌日の目覚めは良いかも?

いつ走るのか?どれぐらいの距離が必要か?

走る時間は早朝がベストです。走った後2時間後から脳の活動はピーク状態に達し、

作業効率が向上することがわかっています。

朝走ったら仕事に支障が…という方、むしろ逆で、

脳が最も活発に働いている時間に朝の貴重な時間を充てることができます。

オフィスで資料作ったり、調べものしたり、打ち合わせしたり…

どんどんアイディアが出るかもしれません。

もし何かの理由で朝走るのが難しいという方、

夜でも運動すれば、その効果は持続するそうです。

定期的に運動をした人は、脳細胞が増える効果が表れていますので。

ただ運動2時間後のピークタイムに夜を持ってくるのはちょっと持ったいないかな…

という事で、やはり朝いつもより1時間の早起きをおすすめしてます。

距離よりも時間を意識したほうがいいかもしれません。

ペースは人それぞれですが、大体4-5kmくらいが目安になるでしょう(6分-7分/km)

ちなみに30分以上の運動で脂質が消費され始めるといわれているので、

時間に余裕がある人は、「30分過ぎたらおなかの肉が減っていく!」という意識で、

さらに長時間走ることをお勧めします。

 

週末だけ走っている週末ランナーの方へ

一回に長時間より、短時間を複数回の方が脳科学的にはメリットが大きいようです。

フィンランドの調査では、週に2回以上運動している人はストレスや不安とは

ほぼ無縁という研究結果が出ています。

運動をすることで前頭葉が刺激され、なんと物理的に成長までするらしいです。

なので定期的に運動をして、脳血流量を増やしておく必要があるのだとか。

週末+平日も走ってみませんか?

1日30分の運動で意欲的な生活を!

30分くらいなら走れると思いませんか?シャワー浴びても、1時間あれば大丈夫ですよね。

走り始めるまでが大変…という方、10年後、20年後の脳細胞を維持するという観点から、

最強のアンチエイジングをしていると思って、まずは靴を履いて外に出ましょう。

興味がある方は原著をご覧ください。

ケースケでした!