【意識改革をしよう】50代MRが転職を考える前に

【意識改革をしよう】50代MRが転職を考える前に

こんにちは。ケースケです。

今日は少しだけ辛辣内容で記事を書いてみたいと思います。

テーマは50代MRの転職です。

もし転職先を探していて、求人がなく絶望的…なんて人はちょっと目を通していただけると嬉しいです。

50代MRの転職は厳しいのか?求人は?

きっかけはたまたま学会で前職の知人に会ったことです。

「実はさ、転職先を探してるんだけど…」という相談でした。

その方の年齢は49歳、プライマリー領域のMRです。

どうやら人員整理の名の下、営業人数を削減する話題が社内で上がっている様子でした。


ネットで求人をみても、確かに年齢で難しい現状はありそうですね。

面接行っても、職務経歴書に書いた嘘は面接でボロが出る。

第一50代という年齢で面接してくれる企業、チャンスがどれだけあるか?

50代MRの方ってどんな仕事してますか?ゴルフ、接待、麻雀…昔はよかったなぁなんて、

今できないですよね。じゃあどうしてますか?新しく学ぶことを放棄していませんか?

若手のMRが数字達成した。そのやり方を聞いたことがありますか?どんな風にアプローチしているか、

どんな企画を組んでいるか?どんな文献を読んで知識を得ているか?

英語が読めない?勉強しましょう。電子辞書でも、スマートフォンのアプリとかもありますよ。

僕は製薬会社に入社した時から不思議でした。新人~3年目位の駆け出しMRが、

40代50代のベテランMRよりも、大きな市場、大きな病院を担当していること。

当然計画数字も大きいです。でも、給料はベテランMRの方が当然上。

ベテランMRの方、それで恥ずかしくないの?

リストラ候補にだからこそ、仕事の仕方を改革しよう

このブログに縁あって目を通していただいたベテランMRの方は、今日からすぐに意識改革をしましょう。

近い将来、どの会社にも訪れる「人員削減」の波、

会社からターゲットに選ばれないほどのパフォーマンスを発揮するしかありません。

それをしてこなかったツケが今回ってきているのですから。

「今更MRの仕事をそんな一生懸命頑張っても…」って、

かなり厳しいですが、それすらもできないなら真っ先に人員整理の対象ですよ。

それに僕の好きな言葉に、小林一三さんの言葉がありまして、

「下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ。」

って言葉があります。この意識は大事だなと思います。


お前はオンコロジーMRだろ!恵まれてるんだ!

って意見もありますか?やっていること変わらないですよ。僕は両方の経験もありますし。

第一どこもかしこもオンコロジーMRな訳です。プライマリーと変わらなくなってきてますよ。

もしオンコロジーをやりたいなら、異動希望を出せばいいのではないでしょうか。

プライマリーで目立った成績を残している人の異動希望を、無下にしないとは思いますよ。

同じ病院を担当しているオンコロジーMRから社内推薦してもらえば良いです。

 

具体的にどうするか。少し言葉悪いですが、ベテランの方ほど学ぼうという意識に欠けていると思います。

色々抑えるべき点はありますが、最新情報を仕入れるという点で書いていきます。

「俺の担当の先生は学術なんて興味がないから意味ないんだよ!」

よく聞く言葉ですよね。それ、会社のパンフレットしか紹介してないからですよ。

「学術」じゃなくて、「製薬会社の宣伝」には興味がないんです。


どうやって情報を得るか?少しだけ紹介します。

beagle-hc

http://www.beagle-hc.com/index.html

左メニューの企業ニュースがオススメです。製薬会社はもちろん、

大学ホームページもリンクされているので、新しい研究結果などもタイムリーに確認できると思います。

またサイトの「サイエンス誌」という所には代表的なJounalのリンクがついていますので、

自分の担当製品の分野に関する記事は見ておいて損はないと思います。

 

DRG (decision resource group)

https://decisionresourcesgroup.com/

Thought Leadership→DRG Blogに、海外の学会情報なんかがまとめられています。

 

Twitter

学会の最新情報なんかはかなりタイムリーに取得できます。ここでいう学会は「海外」ですよ。

海外はスライドを撮影してそのままSNSに上げるということを抵抗なく行なっています。

これはその分野のTOPDr.と呼ばれるような医者が、

「今日発表のあったこの演題が興味深い」みたいな感じでどんどん上げてくれるんです。

うまく活用すべきですね。TOPKOLはフォローしておくと良いです。(アカウントある場合は、ですが)

 

日刊薬業、RISFAX、Monthly MIXとかその辺りはメジャーなので、特に詳細は紹介しません。

あと関連分野の医師が書いているブログ、患者さんの闘病記なんかも参考になりますよ。

目線が医療従事者側に合わせることができる。薬以外の悩みを抱えていることの方が多いんですよね。


論文も取れないMRなんて…

恐ろしい話ですが一定数います。わからなければ周りの人に聞きましょう。

「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」って言いますし。

個人的には、聞いてきてくれる人の方が印象良いですけどね。

そのほかにも色々教えちゃったりします。(こんなサイト良いですよ…とか)

 

Pubmedのアラート機能使っていますか?

僕がアラートをかけているキーワードは、

「自分の担当施設の教授名」「製品の一般名」「医師の研究テーマ」こんな感じでしょうか。

疾患名とかでかけると、ものすごい量のメールが届いて返ってパンクします。

僕は大学病院担当しているので、医師が研究しているテーマに関するワードもかけています。

「先日ダナファーバーから関連したテーマが発表されてましたね!」なんて、

自分の研究に興味持ってもらえたら嬉しくないですか?

もうPubmedの使い方わからないって人は、

すぐにgoogleで「pubmed 使い方」とかで調べてください。

ものすごい数の丁寧にかかれた資料がヒットします。

そのうちの一つ、読んで手を動かすだけで、使えるレベルには達します。


ベテランMRの皆さん、まずはわからないことを素直に周りに聞いていきましょう。

「そんなのやったことないからできない!」なんて自分自身でブレーキをかけていたら、

次に人員整理の対象になるのはあなたかもしれません。

同世代の人と悲観的に愚痴を言い合うよりも、まずやれることは全部やってみましょう。

「愚痴を言っている時間がもったいない!」ぐらいになれると良いですね。

ケースケでした!

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