【MRの転職】職務経歴書で意識する5つのポイント

【MRの転職】職務経歴書で意識する5つのポイント

前回の記事でエージェントを登録した方。

情報を集めて応募企業が決まった!という段階で壁に当たるのが、

職務経歴書、履歴書の書き方です。

今回はこのMR向けの職務経歴書の書き方について。

職務経歴書に書くべきMR活動って何か?

数字はどこまで書いたらいいのか?

この辺の疑問に答えるように書いていきます。

エージェントに添削してもらうというのはもちろんですが、

まずは自分の伝えたい方向性は、しっかり盛り込んでいきたいですよね。

情報収集のためのエージェント選びはこの記事を

【MRの転職】最適なエージェントを選び情報戦を制する

職務経歴書で意識すべき5つのポイント!

具体的には下記の点で書いていきます。

1.全ての会社の経歴を書く(新卒入社~現職まで)

2.担当先から見るアピールポイントとその書き方

3.具体的な活動でできるMRをアピール

4.実績は最もよく見える切り口を探してみよう

5.資格、TOEICのスコア欄に書くべき内容

順に紹介していきます!自分に必要なところが明確な人は、そこに飛んでくださいね!(目次をクリック)

また各項目で面接で聞かれそうなポイントも書いてありますので、参考にしてみてください。

※このポイントは実際に聞かれた意見を、自分の経験と同僚から聞いてまとめています。

全ての会社の経歴をきちんと書く

初めて転職をする人には関係ないですが、書く順番上この点から触れていきます。

複数社経験があり、勤務年数が短い会社があって書きたくないという人。

潔く全ての会社をきちんと書きましょう。たとえどんな短い勤務期間であったとしても、です。

ここでの経歴詐称は最悪内定取り消し、入社後解雇される可能性もあるようです。

加えてエージェントからしたら経歴を詐称する人は、今後取引をしてくれなくなるでしょう。

 

2,3社経験がある方。1社目と2社目を同じくらい書き込むべきか?という点については、

当然現職の仕事に注力しているはずなので、濃淡が出ても問題ないと思います。

ただ前職でどんなことをやって、現在はその経験を活かして仕事に取り組んでいるというのがベストです。

例えば、前職で社内異動でオンコロジーに転籍し、地方都市で数年経験を積んだ後、

転職して現在は都市部の〇〇大学を担当している、といった感じです。

「ぶつ切りのキャリア」よりはこの流れがあった方が面接時受け答えしやすいと思います。

 

面接で聞かれるポイント

どのような理由で転職をしてきたのか

領域を変えた理由、希望を出したのか?

勤務年数が短い勤務先があるがなぜ転職を考えたのか?

 

担当先から見るアピールポイント

抗がん剤領域であれば、いうまでもなくがんセンター担当の経験が最もアピールできるでしょう。

都市部の大学病院、期間病院の担当があればもちろんそれは記載すべきです。

地方都市しか経験がないのですが…という方。

例えばこんな先生を担当していたりしませんか?

・その特定の分野では非常に有名人である

・ある治療領域のガイドライン策定メンバー

こんな医師を担当している場合は、その部分も記載した方が良いですね。

自社では当たり前の先生でも、領域が変わると全く知らないということもあり、

その点はアピールすべきです。

(例えば僕は婦人科系のがんは知らないので、誰がオピニオンかは即答ができません)

 

面接で聞かれるポイント

その担当施設で特に注力した活動は何か?

実績向上のため、どのように課題を見つけて、どこからアクションを起こしていったか?

影響力の大きな施設の担当として、どんなことに意識して活動したか?

大学病院担当者としての心構えとは?

 

具体的な活動でできるMRをアピール

職務経歴書は、転勤がある場合は分けて記載します。

2015年1月~2016年12月 北海道第一営業所

北海道大学、北海道がんセンター……

2017年1月~現在 東京第一営業所

東京大学、がんセンター中央病院……

 

この場合、北海道での具体的活動で最も注力したことを一つ、

東京で最も注力したことを一つずつ書いていくといいと思います。

なんか特に自慢できる活動なんてしてないんですけど…という方。

・病病連携、病診連携の企画を成功させた

・新たに自社製品に関するスピーカーを育成した

・未採用10件全てに採用させた

・担当医師が全国講演会の演者に起用されるよう画策した

・抗がん剤の副作用対策の院内勉強会を企画した

・本社学術と協力して新規臨床研究を走らせた

もうなんでもアピールできる材料ありますよね。

嘘をついてはいけませんが、「魅せるテクニック」は必要です。

病診連携の会が成功した、というのも、成功の定義なんてないんです。

 

例えば講演会の後、結果として未採用先が採用になったとか、

実績が100万円/月向上したとか、シェアが10%伸びたとか…

その人が成功と思う定義はそれぞれですから。

新しい研究会立上げのきっかけになった、

オピニオン同士が交流を深めて、新たな臨床試験が企画された、などなんでもいいんです。

 

必要なのは具体性で、「どういう考えからその行動を起こしたか?」

を面接官は知りたいと思っています。

ここできちんと答えることができれば、同様の事例があった際に、

課題解決の行動が取れる「再現性のある人材」という評価につながります。

 

面接で聞かれるポイント

なぜこのアクションを思いついたのでしょうか?

この活動を行う上で困難に感じたこと、またそれをどう乗り越えたか?

この活動で失敗したこと、こうすればよかったと思った点は?

 

実績は最もよく見える切り口を探してみよう

計画に対する進捗を書くことが通例ですが、ものすごく計画に未達であった場合正直に書くべきか?

これは難しいですが、調べる術はないのでわからないという反面、

具体的な行動と実績がリンクしていないと面接官が判断した場合、

次のステップへ進むのは難しいでしょう。

 

計画値は前任の人が決めたなど事情があるケースも多いと思います。

以下の点に意識して、少し良く魅せてみましょう。

・進捗は95%だが前年同期比が180%

・全国平均シェア30%に対して、担当エリアシェア45%

・赴任後より、現担当施設は過去最高実績を常に更新中。

・グロス2000万円/月が赴任後から3000万円/月、月1000万円アップした

・会社全体が85%の進捗ながらも、95%の進捗を確保した

嘘はついていない、というのがポイントですね。

また数字が非常に良い人は、「それだけの実績を出した活動」を添えて記載しておくといいでしょう。

数字を稼げる再現性のある人、を企業側は求めています。

 

面接で聞かれるポイント

全国平均のシェアを上回るため行った活動は?

少し届かなかった要因と、今期はどのように挽回しようと活動しているか?

大幅達成した際の具体的な活動と意識したことは?

 

資格、TOEICのスコア欄に書くべき内容

持っている資格は民間資格であっても書いていきましょう。

ただMR認定試験は書かないで良いと思います。

資格はそんなに重要視されませんが、TOEICは応募要件にしている企業もあります。

 

TOEICは何点ぐらいから書くべきか?とよく言われますが、

エージェント、もしくは会社指定の経歴書に書く欄があれば記入しましょう。

通常スコアの提出は要求されることはありませんが、

実力値400点くらいの人が、800点などで出したらバレそうですね。

面接官がいきなり英語で話してきたらどうしますか?w

550→600点、ぐらいは…かわいい範囲なのではないかな、と思います。

ただ応募に730点以上、などとある場合は、

それ相応の課題が面接中に行われる可能性もあるので、

やはり嘘をつくと一気に苦しくなるでしょう。

(英語で役員と面接、簡単に経歴書を英語で話す、など)

 

面接で聞かれるポイント

〇〇の資格を取った理由は?

TOEICのスコアは何点くらいか?

まとめ

気づいた人もいると思いますが、転職の面接で聞かれるポイントは、

「具体的にどんな行動、仕事をしてきた人なのか」という点に集約されます。

 

もちろん志望理由等も聞かれますが、PRできる活動、

そしてその活動は再現性が得られるかどうか、

求める人物像と一致しているか、

この辺りを面接官は見ています。

 

誰でも思いつくような一般論でなく、

その人だけが経験してきたような具体的な活動が知りたいと思っているのです。

職務経歴書は、そのインタビューの材料にするものですので、

「どんどん聞いてほしいPRポイント」を散りばめておきましょう。

ケースケでした。

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