【転職したい】無能系上司との関わりで悩んでいるMRへ

【転職したい】無能系上司との関わりで悩んでいるMRへ

どうも転職を考える要因の一つに「上司とうまくいかない」というのがあるそうです。

たしかに、営業所の空気を決めるのは上司だったりしますよね。

注意するべき上司のタイプと、転職を考えている人へのメッセージとして書いていきます。

無能系上司とは

これらに当てはまる上司は注意

「今日は何例クロージングした!?症例数を握ってこい!」

→理由なき処方依頼はMRの価値を落とします。

業界ではこの行為が良しとされていないため、色々模索しているわけです。

いわゆる「詰め」もこれに類似した行動ですかね。

「サイエンスをMRが語るな」という批判も受けるけれど、

業界として、接待して仲良くなって人付き合いで使ってもらうなんて活動を

今は自粛しているのに気づいてませんか?

ここ数年で始まった話ではなくて、僕が入社した10年以上前から言われていることです。

ここで変わっていない人が、次のキャリアに悩んでいるんですよ。

無能系上司の言う通り、A医院で5例使うよう依頼してきた!

ってやっている人が手詰まりになるんです。

いや、全て悪いとは言いません。営業ですから、ある程度の数字を作ることは必要です。

医師もノルマがあることはわかっています。

仲良くて、ノルマがあるのがわかっていてなぜ使わないか?

それを考える必要があるんです。

ただ単に機械のように、「お願いします!」って言っても変わらないのです。

 

「訪問回数が前月より◯%少ないな。ちゃんと回っているのか?」

→訪問回数だけで判断しているのは化石思考です。

SOV(Share Of Voice)なんて呼ばれていた時代がありましたね。

訪問回数と処方量は比例する→結果各社大量のMRを導入して、訪問回数を増やしていった。

ところがこれによって過剰接待、医師の時間を無視した訪問等が行われていき、

現在の「完全アポイント訪問規制」にまで結びついているのです。

僕が入社した頃はすでにSOM(Share Of Mind)と言われていて、

いかに医師の役に立てるか?インパクトのある情報提供ができるか?という風潮にシフトしました。

10年以上前ですよ。

幸いにも僕はこうした考えの会社、上司の元仕事ができたので言われたことはなかったですが、

きっちり訪問回数を決めてそれ通り訪問している(日報に入力している)、

そして回数が足りなければ上司からドヤされる。

ちょっと考え方が古すぎやしませんかね?

3回が4回になったらインパクト上がるのでしょうか?

この辺り説明ができないのならば、回数なんて追う必要ないのに。なんて思ってしまいます。

 

「今日の朝卸にいなかったじゃないか!何してるんだ!」

→早起きは三文の徳を盲信している系。僕らはMSでは無い。

毎朝卸で何話してるんだよ…って思ったことないですか?

僕はそう思って新人の時に、同じ営業所の先輩と毎朝行くことをやめました。

結果特に影響は出ませんでした。

なぜなら得意先で会ったり、新規採用先は自分で開拓してMSさんへ連絡したりしてきたからです。

ちょっと話が脱線しました。

 

この卸に異様に肩入れする系の上司いますよね。

共闘は必要ですが、朝缶コーヒー飲みながら「昨日の麻雀はHさんが強かったな…」

なんて話すあの時間に価値はあるのか?

そして大抵これ系の上司は、卸の朝訪問が終わった後は、

喫茶店でモーニング、タバコ、スポーツ新聞と相場は決まっています

(すみませんこれはかなり偏見の意見です)

用事がないのに訪問していたら、MSさんからも完全アポイント制の通達が来ますよ。

 

「今日の同行どこで昼飯食べるんだ?ゴルフショップ寄ってもらっていいか?」

→もはやノーコメント(MRは楽かもしれないですがw)

ごくたまにいますが、別に上司と遊びに行きたいわけではないですからね。

まぁこちらは特に考えたり用意したりしなくても良いのでいいのですが。

とはいえ、完全に好き嫌いで人を判断すると宣言しているような上司ですね。

飲み会一回断ったら低評価をつけられるなど理不尽なタイプかもしれません。

管理職の役割ってなんだろう

人を評価するだけが仕事?

営業所メンバーの評価をするのももちろん大事な仕事です。

ただ人間、評価をする立場になると偉くなったと考えてしまう人が多い印象です。

「評価をする」のは「業務内容」であって、

あなたが部下全員より一番優れているわけではないから!

という認識を持つ必要がありますね。

評価するために普段の活動を確認しなければいけなくて、

評価面談時に「お前はここがダメだから~」とか言うのではなく、

普段から「〇〇さんはこの点を改善するよう意識して取り組んでください」としないと、

管理職本来の仕事を放棄していることになると思っています。

上司の一番の仕事は、「部下のキャリアアップ」ですから。

 

部下にどう目立ってもらえるか?

営業所メンバーには多種多様な人がいます。

これらの人を、

・出世させる(昇格)

・本人希望の土地へ配属させる

・本人希望の部署へ異動させる

これらの仕事が管理職の仕事のゴールだと思います。

よく営業所の数字がいい時に、

「私はこんなマネジメントをしてうまくいった」

みたいなことを全体会議などで話している管理職がいますが、

これは営業所メンバーは面白くないですよ。

 

同じことを話すにも伝え方一つで部下の評価UPに変わります。

・A大学実績UPが貢献した。Bさんの〇〇という取り組みがうまくいった。

・Cさんの発案で、新着文献の読み合わせ会を行った。提案力が上がった。

・Dさん企画の講演会が成功し、波及効果が大きく発揮できた

こんな全体会議の場こそ、営業所メンバーをアピールする一番効果的な場なのに、と思います。

自分のチームメンバーが輝くキャリアステージに乗ってこそ、

管理職の仕事を全うしたと言えるのではないでしょうか。

上司になじめず転職を考えている人へ

隣の芝生は青く見えがち

職場環境を変えたい!と言うのが転職理由にもあるそうです。

「上司とうまくいかなくて…」というパターン。

確かに環境を変えるには転職も選択肢ですが、

次の職場で恵まれた上司にあたるかどうかはわかりません。

もっとうまくいかない人と当たる場合もあります。

また転職は上司以外の人間関係も全てリセットです。

今みたいに気軽に愚痴を言えるメンバーもいないかもしれません。

より一層抱え込んでしまうこともある。

僕は転職大いに賛成派ですが、この上司になじめなくて転職したいと言う人は結構止めます。

もし悩んでどうしようもないのなら、異動希望を出してからでもいいのではないかと思います。

色々動いているうちに上司が異動することだってありますから。

無能系上司のために、自分のキャリアをリセットするのなんて勿体無い。

※とはいえ、本当に悩んで普段の仕事も手につかないぐらいならば、転職した方が幸せでしょう。

「いじめられたら学校に行かなくてもいい」理論には僕も賛同します。

大事なのは、上司が嫌だからといって転職先を吟味せず、安易に転職活動をはじめ、

なんの希望も叶えない転職をするケース。

これがとてももったいないのです。もっとポジティブな理由で転職先を選ぶべきであって、

どこでもいいから抜け出したい…だと勤務地も年収も希望には届きません。

一生同じ上司であることはほとんどない

どんなに辛い人と仕事をしても、長い社会人人生の数年だけです。

大抵は10年一緒にいることなんてほとんどありません。

悲観的になってしまう気持ちも理解できますが、

後少しの辛抱。社会経験だと思って割り切ることも必要です。

 

僕は過去数字に非常に厳しい上司の元で働いたことがあります。

毎日朝一で、昨日分の売り上げを見て電話をしてくる上司でした。時間は朝の7時ごろ。

非常にしんどい時期でしたが、振り返れば数字に対する意識形成は強くなったと思います。

少しでもポジティブ面を見出して、

「新しいことを勉強している」と思って活動しましょう。

※結果その上司とは2年ほど。当時よりやり方がかなり厳しすぎて有名だったので、

本社介入を受けて転職されていきました

まとめ

・「上司が嫌で」を理由とした転職は少し立ち止まって考えてみよう

・今の上司はいずれ変わる。一生の付き合いなんてありません

・自分が無能系上司にならないように、日々心がけよう

 

最後の一文は自戒の念を込めて、意識していきたいですね。

上司同行に関する記事はこちらも参照ください。

 

【活用5選】MRが上司同行を活用するために必要なこと

MRの転職に関する記事まとめはこちら