MRと子育ては両立ができるのか?インタビュー紹介

MRと子育てはどこまで両立できるのか?
女性の育休、産休など制度面を気にされている人は多いですが、
大変なのは「子育て+仕事」の両立です。
このテーマについて、数名の方に話を聞いてみたので書いていこうと思います。
実例をママさんMRに聞いてみた
ケース1:MR、30代、子供一人、都心勤務、フルタイム扱い
領域はオンコロジー、700床越えの施設も担当されています。
ご主人は他業界勤務、帰宅時間は21時をすぎることが多く、
保育園のお迎えは奥様が行かなくてはいけないケースがほとんど。
とはいえMRの仕事は自己裁量性が高く、
みなし労働の場合業務終了時刻を自分で決められることもあり、
特に困るケースはないそうです。
講演会等であらかじめ遅くなる日は、ご実家のお母さんにお迎えを頼むこともあるとのことでした。
※このケースの場合、ご主人以外に頼ることができる人=自分の実家、が近いかどうかは重要かもしれません。
ケース1:営業所メンバーの理解はどうか?
とにかく理解のある営業所メンバーであるということで、
サポートしてくれる環境も整っているのだとか(素晴らしいですね!)
とはいえそれに甘えるのも申し訳ないので、少しでも雑務は引き受けて、
土日など時間が取れるときに資料を作ったり、調べ物を手伝ったりしているそうです。
お互い良い関係で仕事ができているようですね。
話を聞いていて、理想的な企業だと感じました。
上司とメンバーが比較的同年代で揃っている(若い)人が多いというのも影響しているかも、との談です。
ケース2:共にMR同士である夫婦の場合。MR、都心勤務、30代、子供一人。
前職の先輩です。奥様に伺いました。
こちらのご夫婦は共にMRでご結婚されて、
同じ都道府県を担当しているケースです。
施設訪問、アポイント等のタイミングから、重要顧客の訪問時間を話し合って、
お迎えに行く曜日等を決めているとのことでした。
もちろんイレギュラーな事態については、都度連絡をとってお互いをカバーするそうです。
どちらも自己裁量性が高い仕事のため、この辺りの融通は利きそうですね。
余談ですが一週間のうち、ご主人の方が迎えにいく頻度も多いそうで、
保育園の子供達に人気だそうです(お父さんが迎えに来る家庭はまだめずらしい!)
ケース2:営業所メンバーの理解はどうか?
特別に何か対応してくれている訳ではないそうですが、
急なお子様の病気になった際、午後休を急遽取るなどは全く問題ないそうです。
会議後の飲み会にはフル出席されているそうですw(その日はご主人に面倒を見ていてもらう)
あまり気を使われる事が好きではない性分のようなので、
担当先を減らしてもらうとか、内勤などで仕事量減らしてもらうことは希望されていないとのことでした。
(その姿勢…見習いたい…)
ケース3:本社勤務、フレックス勤務あり企業の方の場合。
少し違いますが、本社の人に聞いてみました。
フレックス勤務制度を取っているということもあり、
朝の保育園とお迎えはほぼ奥様がされているということです。
ただコアタイムさえ会社に入ればよいそうなので、
時間的には余裕があるということでした。
基本はほとんどオフィスで仕事をされる部署の方です。
ケース3:チームメンバーの理解はどうか?
会議の時間に関しては、
「朝早く開始する〜定時ギリギリに終わる時間」などの設定をしないようにしていただいているとのことです。
仕事内容自体は差がついていないので、
終わらない場合持ち帰って自宅でやることもあるそうです。
土日にまとめて資料を作成するということも多く、
会社以外の場所で仕事をするということも多いという話でした。
少し忙しそうな印象を受けました。
お話を伺ってみて→MRと子育ての両立は可能!
MRの仕事はほとんどがカレンダー通りの勤務であるため、
土日祝日休み、子供と遊びに行ける時間は十分取れると思います。
帰宅時間については、訪問施設や遠方のエリアを担当しているケースなど事情がありながらも、
早く帰ることだって、朝子供とゆっくり過ごして家を出ることだって、
自己裁量制が高い仕事なので、かなり融通きくと思います。
(もちろん全ての企業に当てはまるものではありませんが)
とは言いながらもパートナーの協力は必ず必要で、
一人ではおそらくどこかで潰れてしまうと思います。
子育てはどちらかの仕事ではないですし、ましてや共働きの場合はお互いに忙しい訳なので、
遠慮なんてせずにどんどんご主人にも仕事を割り振って行きましょう。
子育ては夫婦二人でするものなので…
本社スタッフ等の内勤業務に従事されている方は、
「こなさなければならないタスク」がどんどん積み上がっていくと思います。
MRは営業なので、訪問後は日報を書く程度の内勤かもしれませんが、
内勤メインの人は徐々に捌けなくなってしまうかもしれません。
今回紹介した方はご主人の帰りが遅い仕事の方なので(ご主人は医師だそうです)、
お迎え等含めて、子供の世話は全て自分でやらなければならず少し大変そうでした。
ただご主人も休みの日は積極的にお子様の面倒を見ていただけるそうで、
その際にたまった内勤業務を消化しているということでした。
お互いの理解と協力が必要ですね。
現役MRのご主人の皆様へ…
ここまで書いてきて、今回は奥様の目線で、比較的時間の取りやすい仕事だとお伝えしてきました。
MRの仕事に男女差はなく業務内容は一緒です。
奥様が働かれているMRのご主人!奥様に全て丸投げしていませんか?
きっともう少し家事育児に介入できる人がいるのではないでしょうか…
自分への戒めを込めて、あえて書かせていただきますw
まとめ
今回は子育てママさんワーカーにお話を聞いてみました。
比較的製薬企業は産休、育休の制度が整っていることが多いと思うので、
これらを取得されて職場復帰される方は多いです。
ただ大変なのは「復帰してから」であることは間違い無いので、
育休期間中に、ご主人と話し合い仕事分担をしておくことをお勧めします。
育休中にぜひ…お迎えに行くシミュレーション、帰ってきてからの家事、
洗濯、掃除、食事を作るなど一通り仕込みましょう!
(この記事を読んだ男性の方は、もっと協力できるよう頑張りましょう!)
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